Point Green! 富良野音楽祭2008
Live Report
第二回を迎え、二日間にパワーアップした富良野音楽祭2008。
7月7日から始まる洞爺湖サミットを目前に控え、日本中で環境
問題に対する意識が高まっている中での開催となった。
一日目、6月28日(土)。
午後一時の開場と同時に、富良野スキー場北の峰ゾーンの特設
会場はこの日を待ちわびていた人々で溢れ返った。グッズ売り
場で商品を眺めたり、芝生にレジャーシートを広げて屋台の串
焼きやとうもろこしなどの地元の名産品に舌鼓を打ったりと、
開演前から音楽祭を満喫している様子である。
開演の午後三時、昨年に引き続きトップバッターで登場したのは、鮮やかな緑の衣装を身にまとった沢田聖子。
イベントの趣旨説明を交えた軽快なトークで会場を盛り上げ、環境問題を題材とした新曲「緑の雫」を初披露し、
エコイベントに相応しい幕開けとなった。
次に登場したのは、アコースティックギター・デュオのDEPAPEPE。
どこまでも晴れ渡る富良野の空に心地よいギターの音色が響き、野外ならではの開放的な空間と絶妙にマッチし
ていた。
3番目に登場したのは、平原綾香。
富良野を舞台としたドラマ「優しい時間」の主題歌「明日」や代表曲「Jupiter」、などを伸びやかな歌声でしっ
とりと歌い上げて、会場を平原綾香ワールドへと引き込んだ。また、出演していたドラマ「風のガーデン」が富良
野で撮影中だったため、共演者やスタッフも音楽祭を訪れ、彼女のステージを堪能していた。
そして、一日目のトリを務めたのは、おなじみのゴスペラーズ。
トークでは、出演者が参加した前日の食事会の話で会場を沸かせ、5人それぞれが個性を放つ美しいハーモニーで
は観客を魅了。名曲「ミモザ」「永遠に」や新曲「ローレライ」などを惜しげも無く披露して、この日のボルテー
ジは最高潮に。
アンコールでは出演者全員によるセッションが行われ、観客も巻き込んでの大合唱で、一日目の音楽祭は美しい夕
暮れの中で幕を閉じた。
二日目、6月29日(日)。
最初に登場したのは、姉妹デュオのLes.R。代表曲「赤い糸」やEaglesの「DESPERADO」など、バラードを
中心とした選曲を、姉妹ならではの息の合ったハーモニーで歌い上げた。
2番目に登場したのは、手嶌葵。
映画「ゲド戦記」の挿入歌として映画と共に大ヒットを記録した「テルーの唄」でスタート。透明感溢れる歌
声が富良野の大自然に響き渡った。
陽が傾き始めた頃、3番目に登場してきたのは柳ジョージ。
エレキギターを持ってステージに立つ姿はさすがの貫禄で、聴かせる歌声も渋さがなんとも言えない。
「酔って候」や「青い瞳のステラ、1962 夏…」といった数々の名曲が続いて、最後は「雨に泣いてる」を歌い
ステージを後にした。
満を持して最後に登場したのは、鈴木聖美。
天を突き抜けるようなパワフルな歌声で、代表曲「TAXI」など全10曲を披露。その圧倒的な存在感とパフォー
マンスは観る者を魅了した。アンコールに応えて、最後はデビュー曲の「シンデレラリバティー」を熱唱。
富良野音楽祭を締めくくるに相応しい迫力のあるステージングであった。
二日間に渡って開催された富良野音楽祭2008。
帰路につく人々はしっかりとゴミの分別や持ち帰りに協力し、誰もいなくなった会場には、ゴミ一つ落ちていな
い素晴らしいエコイベントとなった。