*2001年 12月28日*

 希望を抱いて迎えた21世紀最初の年は、世界中を震撼させたテロが勃発。国内では狂牛病、児童無差別殺傷事件、虐待、不景気…と、暗い一年であった。
 しかし、私個人として振り返ってみれば、イルカさんを初め大先輩アーティストとの共演が多数あったので、常に刺激を受けまくっていた。そしてソロツアーも行い、マイペースながらアルバムもリリースできた。…言うなれば、濃縮ジュースのような一年だった。

 新しい年のスタートも、ここ数年同様、富良野から。色んな意味で恵まれすぎているなァ…と痛感。2002年は内面をもっと研いていきたい。勉強したい事もあるし。音楽に関しても同じで、まだまだ勉強したい事だらけで…と言うより、勉強しなければいけない事だらけだ。─ そう考えると、とてもワクワクする。
 例え、思い通りにいかない日ばかりでも、自分で自分をワクワクさせながら、2002年を何味の濃縮ジュースにさせてゆこうか…楽しみだ。

 一年間、ありがとう。そして、また一年間、よろしくね。

沢田聖子


*2001年 12月20日*

 流れ落ちてゆく毎日…。目の前にあるものから、ひとつずつ頭を切り換えてこなしてゆく時間を重ねて、重ねて、重ねて…気づけば2001年も、あと10日ほどになってしまった。
 例年以上に今年の年末は忙しい。ひとつひとつの出来事に反省し、しばし立ち止まっている時間すら、ない。…と言っても、流れ作業のように淡々と進めている訳ではなく、その時どき、出来る限りの力は発揮しているつもりなのだ、が……。
 そんな環境のもと、意欲満々の気力とは裏腹に、体調が伴わない事があり、何と言ってもそれが一番辛い。

 毎年、この乾燥した寒い季節、風邪をひきやすい体質の私は、充分過ぎるほど健康管理には気をつけていて、インフルエンザの予防接種を受けたり、喉のウガイは勿論、鼻のウガイも忘れず、ビタミンCを摂取し、外出時はマスクを欠かさず、少しでも喉が痛い…と思ったら、即、葛根湯を服用…なのに、である。
 今月初めに風邪をひいてしまい、名古屋での弾き語りLIVEでは、唄う事はおろか話す事も困難な声帯状態になってしまった。
 中止にして、体調を治してから、日を改めて設定した方がいいのではないだろうか…本番直前までスタッフと議論した結果、事情を説明し、お客さんにフォローしてもらう形でLIVEは遂行した。
 賛否両論あったであろう……私の唄を楽しみに、この日を指折り数えていた人や初めて来た人、久しぶりに来た人……唄えなくて、本当に申し訳ありませんでした。とっても辛いLIVEになってしまい、自己嫌悪を通り越し、ぬけがらのようになってしまった私…。
     どうして風邪をひいてしまうんだろう…
     どうして声が出なくなってしまうんだろう…
     どうして唄えなくなってしまうんだろう…
 名古屋LIVEにいらして下さった皆さまには、心からお詫び申し上げます。今まで以上に、もっともっともっともっと、健康管理を厳しくしていきます。2度と、こんな辛いLIVEをしない為にも…。(風邪は一週間ほどで完治し、今は元気です)


 ところで、15日から冬のイベント“富良野チャペルコンサート”がいよいよ始まった。来年の3月31日まで全67公演、過去最多の22組のアーティストが出演。因みに、私は来年1月2日・4日・5日と3月29日・30日・31日に登場…なのだが、実は初日のチャペコンにも登場してしまったのだ。と言うのも、今年、北海道在住の方のみ応募できる“富良野イメージ歌詞”を募集し、グランプリ作品に私が曲をつけて、15日に発表会も兼ねて行なったのだ。(その作品は来春、道内のみでCD発売される予定になっている)
 私は6年連続で、お正月を富良野で迎える。今冬の北海道は雪が多い。スキー、スノボ、犬ぞり…ウィンタースポーツをしに、是非いらして下さいませ。

 年内は29日の「弾き語りツアー千秋楽」と30日「アコースティック・パーティー」まで(両日とも吉祥寺のスターパインズカフェにて)。来年のアコパから、再び新装“クラブチッタ”に戻る予定なので、スタパでのアコパは今年がラスト。
 ライブでギターサポートをしてくれている“ツボやん”こと坪井寛氏のデュオグループ「Be-PROJECT」をメインゲストにお迎えしてのアコパ。どんな内容になるかは、当日のお楽しみ!! お待ちしています。

沢田聖子


*2001年 10月12日*

 イルカさんとこうせつ氏に挟まれての3ショットは、気絶するかと思うほど緊張した…………。
 10月27日放送のBS2「フォーク大集合 南こうせつとアコースティック・フレンズ」のリハーサルでのひとこま。イルカさんと「ミモザの下で」を唄う前のシーンである。右を向けばこうせつ氏、左を見ればイルカさん…という状況下、一言も口を開けない私は、まるでデビュー当時の“17才の少女”に戻ってしまったよう(本番では頑張ったが、何を話したのか覚えてはいない…)。
 この23年の間、たくさんのアーティストの方々と出逢ってきたが、イルカさんとこうせつ氏の放つオーラは、とにかくケタ外れに凄い!! そして、似ている…と感じる。
 他の出演者も大先輩ばかり。「BLAY」というユニットで登場したのは、有山じゅんじ氏・下田逸郎氏・加川良氏の御三家。失礼ながら、お名前は知っているが曲は…という程度の認識しかなかった私だったが、イルカさんが「写真撮らしてね…これにサインして…」と、おねだりしている姿を見て、おぉ…スゴイ方達なのだ、と再認識。ステージはメチャメチャ渋くて“おじさま達、カッコイイ〜。”。そしてチェリッシュ。“小さい頃、物真似して「白いギター」、唄ってましたぁ〜”とは言えず…。とっても気さくなお二人でした。
 ──これだけのメンバーが揃えば、打ち上げは文字通り“大宴会”となり、修学旅行みたい! しかし、さすがに私もついて行けず、NHKアナウンサーの柘植(つげ)さんと仲良くおしゃべり。苫小牧だけに、毛ガニ・タラバ・北寄貝・イカ・タコ・ほっけ・子持ちシシャモ etc. …美味しい海の幸やら、地元名産のハスカップやらに舌鼓。
 心地良い疲労感と幸福感と満腹感(?)に包まれて、夢の一夜は過ぎて行きました…。

沢田聖子


*2001年 9月21日*

 16日の熊本・阿蘇は、天気予報に反して好天に恵まれた。陽射しは夏を思わせるように強かったけれど、乾いた風が吹く爽やかな高原は野外コンサートには持って来いのコンディション。ススキやコスモス、萩の花が咲き虫の音があちらこちらから聞こえる…そんな自然の演出も最高だった。

 1万7000人を集めた大イベント…5回目を迎えた「南こうせつ アスペクタ音楽祭」に参加させて頂き、たくさんの刺激を受け勉強になったのと同時に“まだまだ私は修行が足りないなぁ…”と、気が引き締まる思いのイベントでもあった。

 ゲストは4組。こうせつさんの前半ステージ後、登場したのは直太朗。去年、江古田マーキーで行われた“ジョン・レノン追悼ライブ”の時以来、2度目まして。続いて私のステージは、ツボやんと一緒に。そして初対面だった Bluem of Youth。挨拶の時につい言ってしまったのよね…「電波少年?… 雷波少年?… テレビ見てましたよ」と。ゲストのトリを務めたのは、健康が心配されていた小椋佳さん。しかし本番ではサスガ! 見事な唄声とおしゃべりで観客を魅了させるステージングにはアッパレ…。

 こうせつさんの後半ステージで観客のボルテージは最高潮。数々の「伝説LIVE」を生み出しているこうせつさんと観客との一体感は鳥肌モノで、ある意味“戦い”のようでもある。私もただのファンと化し、「うちのお父さん」「あの人の手紙」「神田川」「ひとりきり」etc…気づくとステージの袖から大声を張り上げていたのであった。

 ジョイントもあり、ゲスト全員ギターを抱えて「カントリーロード」「戦争を知らない子供たち」を熱唱。あの悲惨なアメリカのテロ事件があり、改めて音楽を楽しめる“平和”に心から感謝した瞬間だった。まさにLove & Peace…。

 こうせつさんとは10/3にも、BS2の番組「フォーク大集合」でご一緒させて頂く予定である。北海道の苫小牧市民会館での収録。イルカさんも出演されるので、今からワクワク・ドキドキ…。放送は10/27(土) 20:45〜22:14の予定。「南こうせつ アスペクタ音楽祭」の模様も九州全県でTV放送される予定なので、チェックしてね。

 ところで、10月からラジオのレギュラー番組が増えます!! 久々のAM放送、しかもワイド番組。山梨放送「沢田聖子のサタデージャンボリー」毎週土曜日、朝8:15〜11:50。寝坊助の私には少々辛い朝の生番組。70年代のフォークを中心に(洋楽・邦楽問わず)お届けしようと思っているので、リクエスト&メッセージをドシドシ送ってちょーだいませませ。

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 今から早起きの練習(?)しなくちゃ…。

沢田聖子